ブログ「『コウノドリ』が始まりましたね」

楽しみにしていたドラマ、「コウノドリ」が始まりました。

 

 
原作本は、以前、「読みたいなぁ」と思っていたら、近所のママ友さんがその時点での最新刊まですべて貸してくださりました。
 
ドラマでの最初の妊婦さんは、原作同様、未受診妊婦でした。
 
 
一時期、この未受診妊婦が多く発生し、母子はもちろんのこと、医療関係者にも多大なリスクがあることから、社会問題になりました。
 
そのことを踏まえて、現在、妊婦健診や分娩費用には多くの公費等が投入されています。
 
 
妊娠がわかり、母子手帳が交付されると、同時に妊婦健診で公費負担が受けられる受診票が各市町村からもらえます。
 
ただし、正常な経過の妊娠出産にかかる診療は、保険診療ではなく自由診療になるため、かかる病院によって、受診表で差し引かれる前の金額が異なります。
 
そして、公費負担についても、各市区町村で基準が変わります。
 
そのため、妊婦健診について本人負担ゼロの場合もあれば、ある程度の本人負担が必要なケースもあります。
 
一般に、都市部よりも、地方のほうが、本人負担がゼロとなるケースが多いようです。
 
 
また、分娩費用についてですが、これも、正常分娩であれば、自由診療となるため、分娩する病院により金額は異なります。

一般に、総合病院は割安で、個人病院は高額になる場合が多いようです。
 
そして、補助のほうは、加入の健康保険組合から、一児につき42万円(産科医療補償制度の対象外となる出産の場合は39万円(平成27年1月1日以降の出産は40.4万円))の出産育児一時金が支給されます。
 
さらに、企業の健康保険組合の場合、加算金として一定額が、この出産育児一時金に上乗せされていることもあります。

分娩費用が一時金以内に収まれば、その余剰分は手元に入ってきます。
 
 
このように、妊娠出産については様々な経済的な制度が講じられているのですが、制度というのは、知っている人は得をして、知らない人はどうしても漏れてしまう性格があり、また、経済的なこと以外の問題により、未受診となっているケースもあり、痛ましいニュースが後を絶たないんですよね。。。
 
 
とにかく、生まれたてほやほやの新生児ちゃんがたくさん出てくるドラマ「コウノドリ」、引き続き注目してまいります!